今回は、「時短と成果が両立する仕事の見える化記録術」の著者の、谷口和信さんにお越しいただき、同書の内容を中心に、仕事の効率化についてお伺いします。
まず、谷口さんに「見える化」とはどういうことかということについてお伺いしました。
谷口さんによれば、見える化とは、もともとは工場などでの生産管理のために使われていた管理手法でしたが、谷口さんのお仕事である、建設会社の設計業務のように、製造業以外の仕事でも使える手法だそうです。
具体的には、頭の中にあること、すなわち、やらなければならないこと、仕事の期限、ひらめいたことなどを書き出して、目の前に表すことと考えているそうです。
その書き出す方法は、手書きだけでなく、デジタルツールなどを使って文章にしてもよいそうです。
見える化、すなわち、頭の中にあることを文字にしておくと、後になってそれを忘れても、文字にしてあるものを見ることで、頭の中にあったことを思い出すことができることが最大のメリットになるそうです。
そして、そもそも人間は忘れる生きものなので、頭の中にあることを忘れないようにしようとすると、パワーを使ってしまい、他のことに集中できなくなり、仕事の間違いを起こしたり、仕事の速度が遅くなったりしてしまいますが、見える化することで、頭の中にあったことを忘れてしまっても大丈夫なので、効率的に仕事をできるようになります。
その他の見える化のメリットは、人は頭の中だけで考えていると、頭の中にあることを複雑に考えてしまいがちになりますが、それらを文字にして書き出して、目で見て考えると、それらが整理されて単純化し、より効率的な行動ができるようになるということです。
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