第684回 出る杭が歓迎される社風

今回から、丸亀製麺を運営している、トリドールホールディングスの総務部長兼経営企画室IR担当の、小野正誉(おのまさとも)さんをゲストにお招きし、小野さんのご著書、「丸亀製麺のすごい働き方」の内容に基づき、同社の「すごい働き方」についてお伺いしていきます。今回は、「出る杭が歓迎される社風」についてお伺いします。

丸亀製麺は、20年間で800店舗以上の出店をしてきていることから、成功している会社というイメージを持たれることが多いそうですが、その一方で、「見えないところで多くの失敗もしてきている」(粟田社長)とも考えているそうです。すなわち、「これまでのたくさんの失敗が、現在の、会社の成長の糧になっている」という考え方が定着しているそうです。むしろ、失敗を恐れて動きが慎重になるよりも、「成功したらそれでいいし、失敗してもその経験から学べるものもあるので、どちらにしても収穫がある」と考えることで、「失敗した人を責める」という風土はなく、そのことが同社の成長の原動力になっているともいえるということだそうです。

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第683回 株式を上場することは会社を強くすること

今回も、BCC株式会社代表取締役で、中小企業診断士の伊藤一彦先生をお伺いし、株式の上場に関するノウハウをお伺いして行きます。今回は、会社の株式を上場させることのメリットについてお伺いします。今回は、会社の株式上場を考えている経営者の方へのアドバイスについてお伺いします。

まず、伊藤先生は、会社の株式を上場させることについては、長所と短所の両方があるので、必ずしも上場させなければならないということではないということです。しかし、株式を上場するときの審査では、経営者が代わっても事業が継続する体制が整っているかどうかということが最も問われているので、上場によってそのような体制が備わることに大きな意義があると考えているそうです。そこで、伊藤先生は、自社の株式の上場を考えている経営者の方には、株式上場を経験した経営者の方、特に、上場してから日が浅い会社の経営者の方から、直接、お話を聞くことをお薦めしているそうです。

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第682回 上場後はじめての株主総会

今回も、BCC株式会社代表取締役で、中小企業診断士の伊藤一彦先生をお伺いし、株式の上場に関するノウハウをお伺いして行きます。今回は、会社の株式を上場させることのメリットについてお伺いします。今回は、会社の株式を上場させた後のメリットについてお伺いします。

伊藤先生が社長を務めるBCC株式会社は、2021年7月月6日に、東証マザーズへの株式上場を果たしましたが、そのことにより、社会的な信用も高まったことから、それまでの顧客との信頼も高まったり、また、取引のなかった会社からの引き合いも来るようになったそうです。一方、上場したあとに感じたデメリットとして、株価が下がったときなどに、インターネットの掲示版に、批判的な書き込みがあり、伊藤先生は社長として、さらに、株価上昇に努めなければならないと感じることがあったそうです。上場前は、BCCの株主は、面識のある人たちだけでしたが、上場後は、面識のない人たちが株主になっていることから、そのような面では、緊張することが多くなったと感じているそうです。

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